アイキャッチ画像盛りすぎてすいません。
最近登場した「Kimi K3」が、ゲーム制作にも対応しているらしい。
公式サイトでも、文章による指示からゲームやWebサイトを作れることが紹介されています。
とはいえ、ゲーム開発の知識がほとんどない状態で、本当に遊べるゲームを作れるのでしょうか。
そこで今回は、無課金で使える範囲のKimi K3を使い、Google Chromeがオフラインのときに出てくるゲームに似た、横スクロールゲームの制作に挑戦してみました。
※無料利用の範囲や条件は、今後変更される可能性があります。
※記事の最後に実際のゲーム埋め込んでます
Chromeの恐竜ゲームみたいなものを作りたい
なんとなく思いついたのは、Google Chromeがオフラインのときに表示される、いわゆる「恐竜ゲーム」に似た横スクロールゲームです。
キャラクターが自動で走り、近づいてくる障害物をジャンプで避ける、非常にシンプルなゲームです。
ただ、私にはゲーム制作に必要な詳しい仕様や、Kimi K3への適切な指示方法が分かりません。
そこで、まずChatGPTに相談しました。
そこで、まずChatGPTに相談しました。ChatGPTは長い文章を作るだけでなく、曖昧なアイデアを具体的な制作指示に変える用途にも使えます。
基本的な使い方やプロンプトの作り方は、ChatGPTでブログ記事を書く方法|初心者向けプロンプト例と11ステップ手順でも紹介しています。
ChatGPTに入力したのは、たったこれだけ
実際にChatGPTへ入力した文章がこちらです。
kimi K3でgoogle chromeのブラウザがオフラインの時に出てくる
横スクロールゲームと似たものを作成したい。
スクリプトを書いてください。
入力したのは、本当にこれだけです。
ゲームのキャラクター、障害物、操作方法、プログラミング言語などは、何も指定していません。
自分で長いプロンプトを考えたわけでもありません。
「Chromeのオフラインゲームに似たものを作りたいから、Kimi K3に渡すスクリプトを考えてほしい」
とChatGPTに頼んだだけです。
ChatGPTがゲームの内容を具体化してくれた
短い指示を受けたChatGPTは、Kimi K3へ入力するための詳しいスクリプトを作成してくれました。
提案されたゲームのタイトルは、
「EZOSHIKA RUN」
北海道の雪原をエゾシカが走る、オリジナルの横スクロールゲームです。
Chromeのゲームをそのままコピーするのではなく、北海道をテーマにした別のゲームとして内容が考えられていました。 たぶん北海道在住がパーソナライズされているからこんな感じになったんだと思います。
主な仕様は次のとおりです。
- 主人公は雪原を走るエゾシカ
- 雪だるま、倒木、岩などが障害物として登場
- 空中からフクロウが飛んでくる
- ジャンプとしゃがみで障害物を回避
- 走った距離に応じてスコアが増える
- 時間経過でゲームスピードが上がる
- ハイスコアをブラウザへ保存
- PCとスマートフォンの両方に対応
- 背景が昼から夕方、夜へと変化
- アイテムのラーメンを取ると100点追加
私は「横スクロールゲームを作りたい」としか伝えていません。
そこからChatGPTが世界観やゲームルール、操作方法、必要な機能まで補ってくれました。
雪原にラーメンが置かれている理由だけは、AIに聞かないほうがよさそうです。
ChatGPTが作成したスクリプト
ChatGPTがKimi K3用に作成した指示は、次のような内容でした。
Google Chromeがオフライン時に表示する恐竜ランゲームのような、
シンプルで中毒性のある横スクロール型エンドレスランゲームを
制作してください。
ただし、Chromeの恐竜・サボテン・画面デザイン・音などはコピーせず、
完全にオリジナルのキャラクターと世界観にしてください。
【ゲームのテーマ】
北海道の雪原を走る「エゾシカ」が主人公。
雪山、白樺、キタキツネ、雪だるまなどが登場する、
かわいくて少しスタイリッシュな世界観にしてください。
昼から夕方、夜へと背景が徐々に変化する演出を入れてください。
【基本ルール】
- 主人公は画面左側を自動で走り続ける
- 障害物が右から左へ流れてくる
- プレイヤーはジャンプとしゃがみで障害物を避ける
- 障害物に接触したらゲームオーバー
- 走った距離に応じてスコアが増える
- 時間経過とともに少しずつゲーム速度が上がる
- ハイスコアをブラウザのlocalStorageに保存する
- ゲームオーバー後にすぐ再挑戦できる
【操作方法】
PC:
- Spaceキーまたは↑キー:ジャンプ
- ↓キー:しゃがむ
- Enterキー:リスタート
スマートフォン:
- 画面タップ:ジャンプ
- 下方向へのスワイプ:しゃがむ
- ゲームオーバー画面のボタン:リスタート
【ゲーム要素】
- 通常ジャンプ
- 長押しで少し高くジャンプ
- 地上障害物:雪だるま、倒木、岩
- 空中障害物:飛んでくるフクロウ
- 背景に雪山、白樺、雲、月などを表示
- 背景は複数レイヤーで動かし、パララックス効果を付ける
- 一定スコアごとに速度が上がる
- 雪が降るパーティクル演出を追加
- ジャンプ時や着地時に小さな雪煙を表示
- アイテム「ラーメン」の取得で100点追加
- 効果音のON・OFFボタンを付ける
【技術要件】
- HTML5 CanvasとJavaScriptで制作する
- PCとスマートフォンのブラウザで動作させる
- インストール不要で遊べるWebゲームにする
- 外部ライブラリへの依存は最小限にする
- requestAnimationFrameを使用する
- delta timeを使用して端末による速度差を防ぐ
- ハイスコアをlocalStorageへ保存する
説明だけで終わらせず、必要なファイルを作成し、
実際に遊べる完成状態まで制作してください。
完成後は動作確認を行い、起動方法も説明してください。
これをそのままコピーして、Kimi K3へ入力しました。
ChatGPTとKimi K3を分担させてみた
今回のように、複数のAIへそれぞれ得意な作業を任せると、ひとつのAIだけで完結させるよりスムーズ
に進む場合があります。AIによって得意分野は異なるため、用途に合わせた使い分けが重要です。
似た例として、Claude CodeとChatGPTの違いを比較した記事でも、
それぞれに向いている作業を紹介しています。
今回やったことを整理すると、役割分担は次のようになります。
| 担当 | やったこと |
|---|---|
| 私 | 作りたいゲームを短い文章で伝える |
| ChatGPT | アイデアを具体化して、詳しい制作指示を作る |
| Kimi K3 | 指示をもとにゲームを制作する |
私はコードを書いていません。
ゲームの詳しい仕様書も作っていません。
最初に入力したのは、「Chromeのオフラインゲームに似たものを作りたい」という一文だけです。
AIにすべて丸投げしたというより、ChatGPTに設計担当、Kimi K3に制作担当をお願いしたような形です。
短い指示でも始められる
AIを使って何かを作るとき、「完璧なプロンプトを書かなければいけない」と考えてしまうことがあります。
しかし今回のように、最初から細かい指示を自分で考える必要はありません。
まずChatGPTへ、
- 何を作りたいか
- どのAIを使いたいか
- そのAIに渡す指示を作ってほしい
と伝えれば、曖昧なアイデアを具体的な制作指示に変えてもらえます。
難しいプログラミング用語が分からなくても問題ありません。
「こんなものを作りたい」という発想さえあれば、足りない部分をAIに補ってもらえます。
既存ゲームをそのままコピーしない工夫
ChatGPTが作ったスクリプトには、Chromeの恐竜やサボテン、画面デザインなどをコピーしないよう明記されていました。
参考にしたのは、あくまで「自動で走り、障害物を避ける」という基本的なゲームの仕組みです。
キャラクターや世界観は、次のように変更されています。
- 恐竜からエゾシカへ変更
- 砂漠から北海道の雪原へ変更
- サボテンから雪だるまや倒木へ変更
- 昼夜の変化や雪の演出を追加
- オリジナルのタイトルを使用
AIなら既存作品に似たものも簡単に作れてしまいます。
だからこそ、丸ごとコピーするのではなく、自分なりのテーマや要素を加えることが重要だと思います。
無課金でどこまで作れるのか
今回の目的は、Kimi K3を使えば無課金でもゲーム制作を体験できるのか試すことです。
本格的なゲーム開発ソフトを用意したり、最初からJavaScriptを勉強したりしたわけではありません。
短いアイデアをChatGPTへ伝え、作成されたスクリプトをKimi K3へ入力しただけです。
もちろん、AIがコードを生成しただけで完成とは言えません。
今後は実際にゲームを動かし、次の部分を確認する必要があります。
- ジャンプやしゃがみが正常に動くか
- 障害物の当たり判定は自然か
- ゲーム速度が適切か
- スコアが正常に増えるか
- ハイスコアが保存されるか
- スマートフォンでも遊べるか
- ゲームオーバー後に再挑戦できるか
問題があれば、その内容を再びKimi K3へ伝えて修正してもらいます。
※今回はとりあえず細かい部分は見ずに純粋にどんな感じのものができるかだけを確認しました。
まとめ
今回は、無課金で利用できるKimi K3を使い、Chromeの恐竜ゲーム風の横スクロールゲーム制作に挑戦しました。
私がChatGPTへ入力したのは、次の一文だけです。
Kimi K3でGoogle Chromeのブラウザがオフラインの時に出てくる横スクロールゲームと似たものを作成したい。スクリプトを書いてください。
この短い指示から、ChatGPTがゲームの世界観、操作方法、障害物、スコア機能、スマートフォン対応などを考え、Kimi K3用の詳しいスクリプトにしてくれました。
そして、そのスクリプトをKimi K3へ入力してゲームを作ってもらう。
自分でコードを書けなくても、「こういうものを作りたい」と伝えるところからゲーム制作を始められます。
今回一番驚いたのは、Kimi K3のコード生成だけではありません。
わずか一文のアイデアが、AI同士の分業によってゲームの企画と仕様に変わったことです。
人間がアイデアを出し、ChatGPTが設計し、Kimi K3が作る。
ゲーム制作のハードルは、かなり低くなってきたのかもしれません。
たぶんですがこの程度のものならK3を使うまでもないのかもしれません。



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